養父市 広瀬栄市長が神戸大学経済学研究科で講演されました
神戸大学経済学研究科では、養父市と協定を結び、主に衣笠教授と協力して共同研究を進めています。この協力関係は、研究だけでなく、教育にも生かされており、令和5年11月20日に、養父市の広瀬栄市長が神戸大学経済学研究科を訪問され、「養父市の挑戦 ~国家戦略特区と地方創生~」というタイトルで講演してくださいました。講演会は、衣笠智子教授の学部のゼミにおいて行われましたが、経済学部・経済学研究科の他の教員・学生にも開放して行われました。講演では、養父市をはじめ、多くの地方が抱えている問題について概説され、養父市が国家戦略特区に指定され、地方で、特に条件が不利な中山間地域において、高齢化や離農による担い手不足により、 まち・農村の伝統文化の源であり、食材を育てる「農地」が守れなくなりつつあるという問題解決につながる環境を作るべく、さまざまな取り組みをしていることを説明されました。
養父市は、中山間農業改革特区として、これまでに農業への信用保証制度の適用、農用地区域内に農家レストランの設置など様々な規制緩和が行われてきましたが、特に、法人による農業の参入、企業による農地取得の特例が注目されています。企業による農地取得の特例 法人農地取得事業は平成 28 年度に開始され、令和5年9月から構造改革特区へ移行されたものですが、令和5年3月において、7事業者が農地を取得し、農地取得面積の合計は、2haとなり、未作耕地・耕作放棄再生面積は、約1.6haでした。国家戦略特区の効果に関しては、衣笠教授が代表とする研究チームが計量的に検証し、特区指定により、長期間 にわたり減少傾向にあった 就業者数について、減少が緩和していることなどを見出したことなども強調されました。
広瀬市長の熱意あふれる講演を、学生たちは熱心に聞き入り、講演後、活発な質疑応答も行われました。

