経済のグローバル化の進展により、企業人や研究者にはより一層の国際性が必要となってきています。グローバルリーダーとして活躍するには、英語を使いこなせることは必要ですが、高い専門性も不可欠です。そこで、神戸大学経済学部では、大学間協定に基づく従来の単位互換留学に加えて、専門科目の英語による授業と海外協定校への長期留学とを組み合わせた学部・大学院一貫プログラムである IFEEK を平成 25 年度より開始しました。また、神戸大学は学生を世界に送り出すだけでなく、多くの海外出身の学生が学んでいます。経済学部 ・ 経済学研究科でも別表のように、中国や東南アジア諸国、欧米各国からの多くの留学生が在籍しています。そこで、本大学院では、英語による授業の履修のみで修了できる英語コースを充実させるなど、留学生、日本人学生がともに学ぶ国際的な教育環境の充実に努めています。
経済学は、社会科学の中でも研究における国際化が進んでいる分野です。神戸大学経済学部でも、長期の在外研究をはじめ、短期の学術調査、講演、国際学会での研究報告など、多くの教員が世界各地に出かけています。また、外国人研究者の来学も盛んで、研究会やセミナー等で活発な討論や意見交換が行われています。加えて、神戸大学経済経営研究所などとも連携しながら、アメリカのハワイ大学や台湾の国立台湾大学、中国の山東大学、南開大学、浙江大学、東呉大学、シンガポールの南洋理工大学、韓国の漢陽大学校、ベルギーのブリューゲル研究所などと定期的に相互交流の研究集会を開催しています。
