高度グローバル人材育成事業
「2021年度 英語教育指導プログラム(CLIL)」を開催しました。

2022年2月28日(月)~3月4日(金)に高度グローバル人材育成事業
2021年度 英語教育指導プログラム(CLIL)を開催しました。

本研究科では、高度グローバル人材育成事業の一環として、2018年度から神戸大学大学院経済学研究科の博士後期課程学生を対象に、英語で専門科目を教えるための指導法を学ぶことを目的とした英語教育指導プログラム(CLIL)を実施しています。2020年度は新型コロナウィルスにより開催が見送られましたが、2021年度より新たに豪州・アデレード大学の協力を得て、オンラインCLILプログラムを実現させました。今年は、本研究科より16名の参加がありました。
受講者は、2022年2月28日(月)から3月4日(金)の5日間にわたり、午前9時から午後1時までの1日4時間、計20時間のプログラムに参加して、学生主導のアクティブラーニングを取り入れたCLIL教授法を学び、プログラム修了者には、アデレード大学から成績証明書と修了書が送られました。一週間を通して受講者同士の活発な意見交換が行われ、大変有意義な研修となりました。

今回、参加してくださったT.A.さん(博士後期課程学生)の声をご紹介します:

(以下、原文)

CLILは、Content Language Integrated Learning の略で、母語ではない英語で専門科目を 教える技術・ノウハウを、学生主導のアクティブラーニングの教授法と英語4技能(読む、書く、聞く、話す)を使って学ぶ講座である。

アクティブラーニングとは、学生が講義をより正確に理解し、講義の内容を記憶に残し、講義内容を応用して、活用するための教授法である。そのために、先生は、様々な角度から、学生の脳を刺激し、学生が主体性を持って、活動することを促す。通常の講義では、学生は、与えられたものを読む、聞くだけをしていれば良いが、アクティブラーニングでは、自分で考えて、書く、話すこともする。例えば、学生がグループに分かれて協働して、穴埋め問題の解答を書いたり、課題について話し合う。

5日間、朝9時から13時までの4時間、アクティブラーニングの講義を受けることは、とてもハードだった。Kathy 先生とClive先生は、わかりやすく、学生の立場に立った講義をしてくださった。その結果、講義内容をよく理解できたので、この4月からは、以前よりも学生の興味を引く授業ができると確信している。

本プログラムの実施のために尽力してくださった、Kathy 先生とClive先生、オーストラリアのアデレード大学の教職員の方々、神戸大学経済学研究科・国際交流室の教職員の方々に心より御礼申し上げる。

CLIL英語教育指導プログラムの参加者

【国際交流室】