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春山 鉄源

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春山 鉄源 HARUYAMA Tetsugen 教授

春山 鉄源

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URL

https://t-haruyama.github.io

研究テーマ

経済成長理論,技術進歩

1人当たり実質GDP(国内総生産)は経済の豊かさを示す1つの尺度として広く使われ,その増分をパーセンテージで表したものが経済成長率です。今日の1人当たり実質GDPを100とすると,年率2%で成長した場合,100年後には約7倍の725になります。それが3%で成長すると約19倍の1922に膨れ上がります。成長率のほんの少しの差(この例では1%)で,経済の豊かさは大きく異なることになります。図1は,世界123カ国の1951〜2017年の年平均成長率の分布を示していますが(日本は4.4%),最高値と最小値の差は8.05%にもなります。もし図1にある率でそれぞれの国が成長すると,100年後の所得格差はとても大きなものになってしまうことは容易に想像できると思います。では,何が原因で経済成長率に(ほんの少しの)差が発生するのでしょう。それを理論的に解明しようとするのが私の研究テーマです。特に,経済成長の最も重要な「エンジン」である技術進歩の役割について研究を進めています。

 

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講義・ゼミの内容

【学部講義】
「中級マクロ経済学I」
授業のテーマは,中級レベルのマクロ経済学です。個人や企業の行動を考えるミクロ経済学と違い,マクロ経済学では経済全体の動きを考えます。例えば,インフレ率や失業率です。私が研究している「経済成長」もマクロ経済学の1分野です。また,よく話題にあがる日銀の金融政策や政府負債もマクロ経済学で扱うトピックです。授業では,図やデータを示すためにパワーポイントを使います。また簡単な数式を使う場合は,できるだけ直感的な説明をしながら議論を進めます。マクロ経済学は,ミクロ経済学と並んで,経済学の様々な分野の重要な基礎となるコア科目です。

「IFEEK特別演習IIA」
少人数の演習形式で,中級レベルのミクロ経済学を英語で学びます。授業は100%英語でおこない,留学先でのチュートリアル形式の授業に対しての練習・準備として提供しています。授業の到達目標として,以下を設定しています。
(1)与えられた課題を英語で分かりやすく説明できるようになる。
(2)ミクロ経済学の用語を英語で自由に使えるようになる。
(3)数式や図を英語で説明できるようになる。
この授業は,5年間で学士・修士の学位取得を目的とする5年一貫経済学国際教育プログラムの必修科目です。授業内容の理解だけではなく,トライする積極性が求められる授業です。

「IFEEK特別演習IIB」
少人数の演習形式で,中級レベルのマクロ経済学を英語で学びます。授業は100%英語でおこない,留学先でのチュートリアル形式の授業に対しての練習・準備として提供しています。授業の到達目標として,以下を設定しています。
(1)与えられた課題を英語で分かりやすく説明できるようになる。
(2)マクロ経済学の用語を英語で自由に使えるようになる。
(3)数式や図を英語で説明できるようになる。
この授業は,5年間で学士・修士の学位取得を目的とする5年一貫経済学国際教育プログラムの必修科目です。授業内容の理解だけではなく,トライする積極性が求められる授業です。

 

【大学院講義】
「Topics in Macroeconomics」
英語でおこなう講義です。「なぜある国は豊かで,他の国は貧しいのか?」「なぜ国によって経済成長率は異なるのか?」これらはマクロ経済学の最も重要な問題といわれていますが,理論モデルを用いて考えます。基本的な経済成長理論から始まり,技術進歩の役割を中心に物的・人的資本蓄積や制度・教育問題を考察します。

 

【学部ゼミ】
目的は3つです。
(1)プレゼンテーションを通して英語力を向上させる。英語能力の重要性は多くの人が認識していますが,日本人にとってスピーキングは苦手意識が非常に高いと言われています。これからは様々な場面で高いスピーキング能力が「前提」となることが予想されます。その準備に少しでも役に立つように,経済学に関する5分間スピーチをおこない,話し方や発音などのアドバイスをします。
(2)プログラミング言語であるPythonの基本を学ぶ。今後プログラミングのスキルの重要性は高まると考えられます。汎用性が高いPythonの学習をとおしてプログラミングの基本的な考え方・コードの書き方を学び,簡単な実証分析をおこないます。英語の教材(例えば,datacamp.com)を使います。
(3)卒業論文の作成(4年生)。
ゼミ生が興味を持つトピックについて卒業論文を作成します。実証分析を行う場合,Pythonを使うことを強く推奨しています。

 

【大学院ゼミ】
以下がゼミで扱う主なトピックです。
Major Topics: 経済成長を含む動学マクロ経済学
Minor Topics: 技術進歩,国際貿易
これらのトピックに関する研究をおこない,最終的には修士論文・博士論文を執筆することを目的としています。ゼミでは主に関連分野の書籍や論文の輪読を行います。一方,私が指導できる範囲内でこれらのトピックに限らずゼミ生が興味を持つ分野も扱う場合もあります。研究手法として理論的なアプローチが強調されるゼミなので「マクロ経済学IA・IB」と「ミクロ経済学IA・IB」の履修を強く推奨します。後期課程では,既存研究や学生自身のアイデア・論文に関する報告を随時おこないます。使用言語は日本語と英語の両方です。研究課題と手法に関しては,可能な限り参加者の希望を取り入れます。

 

メッセージ

"The conventional view serves to protect us from the painful job of thinking." John Kenneth Galbraith (経済学者, 1908 - 2006)

 

主要業績
  • 1. "R&D Policy in a Volatile Economy", Journal of Economic Dynamics and Control, 2009 (October), vol.33, issue 10, pp.1761-1778.

  • 2. "Competitive Innovation with Codified and Tacit Knowledge", Scottish Journal of Political Economy, 2009 (September), vol.56, issue 4, pp.390-414.

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