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石川 雅紀

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石川 雅紀 ISHIKAWA Masanobu 教授

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研究テーマ

循環経済学、自主的アプローチ、環境政策における参加型アプローチ、拡大生産者責任

廃棄物管理政策を中心に研究してきました。日本は、デポジット制度が普及しておらず、経済的インセンティブがないにもかかわらず、飲料容器に関しては世界でもトップクラスの回収率を達成しています。これは、企業による自主的取組み、行政による分別回収の整備、市民による高精度の排出源分別によります。このが成立した経緯、理由、制度の限界を明らかにし、これから、資源リサイクル制度を整備しなければならない中国などの国でより良い制度ができるように努力したいと思っています。現在は、日本では容器包装リサイクル法、家電リサイクル法、食品リサイクル法に係わる研究を進めると共に、中国では、南京市でエコポイントを利用した生ごみ分別プロジェクト、国家政策としての拡大生産者責任制度の導入などに取り組んでいます。

講義・ゼミの内容

【学部講義】
「ESD基礎(今年度はサバティカルのため石川は担当しませんが、以下は参考情報です)」
ESD基礎は、ESDコースの中の入門的位置づけを担う科目です。ESDコースは、持続可能な社会を担う人を育成することを目的としています。社会を持続不可能にしている問題は、複雑で、多くの問題は、個別の学問体系からは、限定的な答えしか得られず、社会全体で納得のいくという意味での正解は得られません。ESD基礎では、アクションリサーチという方法論で、実際の社会に存在する課題を発見し、問題の多様な側面に気付くことを目的としています。このため、授業では、イントロダクションの後、グループを作って、フィールドに出てマップを創るという課題に取り組みます。

「ESD演習(今年度はサバティカルのため石川は担当しませんが、以下は参考情報です)」
ESD演習では、特定の課題に取り組みます。 年によって取り組む課題は変わりますが、昨年度は、1年間を通して、六甲山の森林保全を課題として、森林生態系の専門家の講義、吉野林業の調査、六甲山を管理する神戸市の担当者の講義、六甲山の調査などを経て、工学部のコンビニ横の広場で、六甲山の森林保全を訴えるイベントを実施しました。

「社会コミュニケーション入門(石川が学外の方にお願いして非常勤講師として講義をしていただいています。今年度3Q,4Qに開講します)」
 環境ビジネス、経営者、コンサルタント、大学、環境NPO、ジャーナリストなどそれぞれの分野のフロンティアで活動している方々をお招きして、オムニバス形式でコミュニケーションで社会課題を解決するという視点から、お話しいただきます。

「環境NPOビジネスモデル実践論(石川が学外の方にお願いして、環境NPO活動の実践について講義していただいています。今年度は後期の土日2回(4日)を使っての集中講義形式で、参加型で環境エネルギー政策を議論するワークショップを計画しています)」

 

【大学院講義】
「環境政策(今年度はサバティカルのため、石川は担当しませんが、以下は参考情報です) 」
廃棄物管理政策を取り上げ、グループワーク、ディスカッション形式で勉強します。教科書としては、「入門 廃棄物の経済学」を使います。
 授業の第1の目的は、廃棄物問題を経済的に分析することについて受講者ができるだけ長い時間、かつ集中して考えるようにすることであり、第2の目的は考えた結果できるだけ深く理解することです。
このため、この授業では予習と復習を重視します。予習では、次の授業で取り扱う範囲について、自分の理解したこと、わからないことを整理してリストを作成しあらかじめ提出します。提出された全員のリストは授業当日にまとめて共有した上で、受講者同士のディスカッションで解決を試みます。ディスカッションで解決できなかったもんだについて石川が解説します。復習レポートでは、授業でのディスカッション、石川の解説によって、それぞれの問題がどのようにわかったか、依然としてわからないかを整理して提出します。

 

【学部ゼミ】
石川ゼミは、3,4回生が一体として運営しています。内容としては、NPO法人ごみじゃぱんの活動と、4回生になってからの卒業研究を行います。ごみじゃぱんの活動は、無理なく包装ごみの発生抑制が進むような社会の実現という大きな目標を共有した上で、様々なイベント、広報活動、啓発活動を展開していますが、ゼミの運営方法、イベントなどの内容などは学生が話し合って決めます。このため、ゼミの運営体制などは毎年変わっていますが、発足以来変わらないのは、3,4回生がフラットな組織として自主的に活動することです。個別のイベントなどでは、希望者が担当者となり、企画、人員配置、運営、外部との交渉など進めます。多くのイベントでは担当者だけでは実施できませんから、担当者が参加可能な他のメンバーに頼んで仕事を振る形で実施します。
卒業研究は、個人毎に違うテーマに取り組みますから、テーマの選択、必要な勉強、実際の調査、分析など教員と個別に進めます。最近はごみじゃぱんの活動に関連したテーマを選択する学生が多くなる傾向ですが、直接関係の無いテーマに取り組む学生もいます。

 

【大学院ゼミ】
大学院ゼミは、竹内憲司教授と共同で開講しています。使用言語は英語、それぞれの研究テーマについて、おおむね、半年に1回程度発表が当たります。

 

主要業績
  1. 1. "Economic and environmental impact analysis of carbon tariffs on Chinese exports," with Yanli Dong, Taiji Hagiwara and Masanobu Ishikawa, Energy Economics, 2015.7, 50, 80–95.

  2. 2. "Too Cheap to Eat: The Signaling Effect of Price on Food Safety," with Yoshida, Y., Takeuchi, K., Kojima, R., forthcoming in The International Journal of Economic Policy Studies.

  3. 3. "Analyses of CO2 Emissions Embodied in Japan–China Trade," with Liu, X., Wangc, C., Dong, Y., and Liu, W., Energy Policy, 2010.3, 38(3), 1510-1518.

  4. 4. "Maximum Abatement Costs for Calculating Cost-effectiveness of Green Activities with Multiple Environmental Effects," with Oka, T., Fujii, Y., Matsuno, Y. and Susami, S. in Huppes, G. and Ishikawa, M. (eds), Quantified Eco-efficiency: An Introduction with Application, Springer, 2007.

  5. 5. "A Framework for Quantified Eco-efficiency Analysis," with Huppes, G., Journal of Industrial Ecology, 2005, 9(4), 25-41.

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