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佐藤 健治 SATO Kenji

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佐藤 健治 SATO Kenji特命准教授

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Office hours

火曜日 13:20~14:50
水曜日 10:40〜12:10
※祝日はお休みします。

URL

http://www.kenjisato.jp

研究テーマ

マクロ経済動学

経済成長や景気循環に代表されるマクロ経済現象は、時間経過を伴って起こる変化に注目します。例えば、急速に成長した国の成長率がしだいに鈍化するか、あるいは成長率が長期間にわたって維持されるかといった問題をある一時点のスナップショットだけで理解することはできませんので、時間変化を分析するための経済モデルを用います。「マクロ経済動学」ではそのようなモデルの数学的構造を研究し、マクロ経済学研究の基礎作りをします。

私は、経済動学の中でも特に

  • ・マクロ経済現象の時系列が様々なパラメータ変更に対してどのように反応するかを調べる「比較動学」
  • ・最適化モデルの中で恒常的かつ複雑な景気循環現象を説明する「非線形経済動学」

を研究しています。

 

講義・ゼミの内容

【学部ゼミ】
「中級マクロ経済学演習」
少人数の演習形式で必修科目である「中級マクロ経済学I・II」の内容に即した練習問題を解き、マクロ経済学の理解を深めます。

【大学院講義】
「経済動学 (Q1)」
この講義では、1つのマクロ経済モデルに焦点を絞って、動特性を深く理解することを目標にします。 経済数学の標準的なカリキュラムを超える数学を使うことがありますので、モデルの性質の分析に先立って必要な数学的結果を解説します。ときどきプログラミングを行い、数学的結果の具体的なイメージを補います。

2015年度は最適成長モデルの分析を行いました。標準的なマクロ経済モデルの基礎になっている重要な成長モデルであり、マクロ経済学の理解にも欠かせないモデルです。長期均衡に収束する安定なケース、複雑な景気循環を続ける不安定なケースなど様々なパターンの経済現象を説明できます。
http://www.kenjisato.jp/teaching/ed/2015/

2016年度は線形な合理的期待モデルの分析を行いました。RBCモデルやDSGEモデルの分析の基礎になっている手法であり、マクロ経済現象のシミュレーションに重要な役割を果たします。今では気軽に使えるツールが手に入りますが、自分でプログラムすることでより深い理解を得られます。たとえば解けないモデルを作ってしまったときに、なぜ自分のモデルは解けないのか?を分かるためには便利なブラックボックスを開けてみる必要があります。
http://www.kenjisato.jp/teaching/ed/2016/


「Macroeconomics (Q2 & Q4)」
GMAPコース(英語コース)向けのマクロ経済学の講義です。マクロ経済学の論文を読み、研究を行うためには経済成長理論をはじめとした基礎モデルへの理解が不可欠です。この授業では、学部レベルのマクロ経済学から大学院レベルのマクロ経済学への橋渡しを行い、今後の研究に必要な基礎学力を養います。ソローモデル、ラムゼーモデル、世代重複モデル、内生的成長、リアルビジネスサイクルモデルを扱う予定です。

【学部ゼミ】
開講していない

【大学院ゼミ】
開講していない

主要業績
  1. 1. K. Sato, M. Yano (2013) "Optimal Ergodic Chaos under Slow Capital Depreciation," International Journal of Economic Theory 9, pp. 57-67.

  2. 2. K. Sato, M. Yano (2012) "A simple condition for uniqueness of the absolutely continuous ergodic measure and its application to economic models," AIP Conf. Proc. 1479, pp. 737-740.

  3. 3. K. Sato, M. Yano (2012) "Comparative Dynamics in Stochastic Models with Respect to the L∞-L∞ Duality: A Differential Approach," Macroeconomic Dynamics 16, pp. 127-138.

メッセージ

経済学の主要なフレームワークでは経済主体の最適化行動の結果として経済現象を説明します。それが経済動学・マクロ経済学の難しさであり、面白さでもあります。どんな学問分野でも「これは面白い!」と思えるまでには厳しいトレーニングが必要になりますが、マクロ経済動学に関心のある方はぜひ一緒に勉強しましょう。

 

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