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永合 位行

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永合 位行 NAGO Takayuki 教授

永合 位行

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毎週木曜日 12:30pm~13:00pm

研究テーマ

日本をはじめ西側先進各国は、戦後、福祉国家と呼ばれる経済社会の枠組みを築き上げてきましたが、今日、その枠組みが大きく揺らいできています。現代は、まさに大転換の時代にあると言うことができます。私の研究テーマは、福祉国家に代わる新たな経済社会の枠組みとはどのようなものなのかを明らかにすることです。そのために、二つのことを現在、研究しています。一つは、あるべき価値や規範に立ち返り、望ましい経済社会の枠組みを経済倫理学的に明らかにすることです。いま一つは、新たな経済社会の枠組みを考える上で重要となる社会保障制度のあり方を考えることです。これらの研究を通じて、少しでも新たな経済社会の枠組みを示すことができればと考えています。

                


講義・ゼミの内容

【学部講義】
「経済政策原理」
経済政策は、財政政策、金融政策、産業政策、社会保障政策、環境政策など実に多様な政策から成り立っています。この講義では、それらの個々の政策を対象とするのではなく、経済政策全体を体系的に理解するために必要な基本的知識の習得を目指します。具体的には、経済政策の目的、手段、主体、思想などについて説明します。

     

     

 

【大学院講義】
「経済思想」
現代は、戦後の福祉国家体制が崩れ、新たな経済社会の枠組みが求められている大転換の時代です。そういう時代だからこそ、経済思想について理解を深める必要があります。この講義では、代表的な経済思想家がどのような経済社会の枠組みを求めてきたのかを歴史的に振り返り、かれらの経済思想をその時代背景とともに説明します。講義では、古典的自由主義(アダム・スミス)、19世紀社会主義(マルクス)、福祉国家思想(ベバリッジ、ケインズ)、新自由主義、新社会主義の経済思想を取り上げることにしています。

     

     

     

 

【学部ゼミ】
3年次ゼミでは、日本の経済社会が抱えている諸問題の中からゼミ生が選んだテーマについて、ディベート、プレゼンテーション等を行い、その問題についての知識と理解を深めるとともに、論理的思考能力やコミュニケーション能力の向上をはかります。また、ゼミ生のインセンティブを高めるために、静岡大学の高倉ゼミとの交歓ゼミや三商大ゼミに参加します。4年次ゼミでは、各ゼミ生が選んだ卒論テーマについて指導し、卒論の完成を目指します。

     

     

     

 

【大学院ゼミ】
大学院ゼミでは、経済思想についての研究指導を行っています。どのような経済思想を研究テーマにするかは、ゼミ生と相談し決定しています。指導にあたっては、ゼミ生の選んだ思想家の経済思想がどのようなものかを明らかにするだけでなく、その思想の現代的意味は何かについて明確にするように求めています。これまでにゼミ生が取り上げた思想家としては、セン、ケインズ、ガルブレイス、メスナー等があります。

 

メッセージ

これからの経済社会の枠組みを作っていくのは、学生の皆さんです。大きな物語が語られなくなってきている時代ですが、そうした時代だからこそ、現代の経済社会の枠組みがどのような問題を抱えているのか、それをどのような枠組みへと変えていくべきなのかを考えてください。授業やゼミ等を通じて、私も皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

 

主要業績
  1. 1. 『ヘルダー・ドルナイヒの経済システム理論』、勁草書房、2001年

  2. 2. 「経済倫理学の新たな展開」、国民経済雑誌、第191巻第5号、2005年

  3. 3. 「ドイツの社会保障改革の動向」、国民経済雑誌、第194巻第4号、2006年

  4. 4. 『福祉国家体制の危機と経済倫理学の再興-ドイツ語圏における展開-』、勁草書房、2016年

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