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水野 倫理

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水野 倫理 MIZUNO Tomomichi 准教授

 

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研究テーマ

私の研究テーマは寡占市場における企業行動の性質を明らかにすることです。主に理論的な手法を使って分析しています。特に、企業間で取引を行っている市場に注目しており、新たな企業間取引が、その市場に含まれる企業行動をどのように変えるのかということ知りたいと思っています。

 

講義・ゼミの内容

【学部講義】
「産業組織論」は不定期に担当しています。この講義では主に規制と競争政策の性質を解説しています。市場に大企業が存在する場合、市場での価格が高くなる傾向にあります。しかし、その市場の競争が激しくなるのであれば、価格は低下する傾向にあります。競争政策は市場の競争環境を維持し、消費者や社会にとってより望ましい状況を実現することを目指しています。
 一方、大量生産によってより安く製品が作れる場合、企業を競争させて各企業の生産量を小さくするよりも、競争を弱めて、特定の企業に生産を集中させる方が望ましい場合もあります。このような市場に対して、競争政策を実施することは適切ではないため、その市場を規制することになります。市場に競争を導入するか、逆に競争を排除し規制を行うかは、市場の特徴によって決まります。
 産業組織論では、市場の特性と実施されるべき政策の内容について理解を深めることを目的としています。

 

【大学院講義】
「(上級)産業組織論」は不定期に担当しています。この講義では、先行研究で用いられている様々なモデルを解説し、そのモデルの扱い方と特徴を理解することを目標としています。講義の各回では、1つのテーマを設定し、そのテーマを扱った古典的なアプローチとそれを応用した近年の研究成果を解説しています。この講義を通じて、近年に発表された論文のいくつかが読めるようになることを目指しています。

 

【学部ゼミ】
「研究指導」では、経済分析の手法について学習し、先行研究を読む練習を行い、最終的に卒業論文を執筆することを目標としています。
 経済分析の手法について学習する際には、主にソフトウェアを利用します。理論研究を行う学生のために、Maximaと呼ばれるソフトウェアの使い方を解説し、実証研究を行う学生のために、Rと呼ばれるソフトウェアの使い方を解説しています。これらのソフトウェアが使えるようになることで、先行研究で行われている分析内容を自分で再現できるようになります。様々な先行研究の内容を自分で再現することで、必要な分析手法が身につきます。その後、自分で関心を持つ研究テーマを探し、習得した分析手法を使って研究を進めていきます。最後に、研究結果をまとめて、卒業論文を執筆しています。

 

【大学院ゼミ】
在学中に英文査読付き雑誌に掲載されることを目指しています。ゼミでは学生が自分の研究を報告することもありますが、近年の研究の紹介や産業組織論の各分野においてどのような研究成果が評価されているのかということを私が解説し、その後、議論するということもあります。また、著名な学術雑誌に掲載された論文をとりあげ、私が解説した後で、どのような拡張が可能かについて議論することもあります。ゼミでの講義や議論を通じて、自分の研究で得られた結果を評価するための基準を作ることを目標としています。

 

メッセージ

ミクロ経済学を使って企業行動を分析したい人が私のゼミに合っていると思います。

 

主要業績
  1. 1. Environmental Tax Burden in a Vertical Relationship with Pollution-abatement R&D, Journal of Management and Sustainability 2014,Vol. 4, No. 1, pp. 76-83 (with Takeshi Iida and Yumi Yoshida).

  2. 2. Strategic Reason for Employing Workers with Public Service Motivation, Open Journal of Political Science, 2013, Vol. 3, No. 4, pp. 131-133 (with Wakana Hatada).

  3. 3. Vertical Separation as a Defense Against Strong Suppliers, European Journal of Operational Research, 2013, Vol. 228, Iss.1, pp. 208-216 (with Noriaki Matsushima).

  4. 4. Why Do Large Firms Tend to Integrate Vertically? Bulletin of Economic Research, 2012, Vol. 64, Iss. Supplement s1, pp. s1-s21 (with Noriaki Matsushima).

  5. 5. Equilibrium Vertical Integration with Complementary Input Markets, The B.E. Journal of Economic Analysis & Policy , 2012, Vol.12, Iss. 1(Contributions), Article 26 (with Noriaki Matsushima).

  6. 6. Direct Marketing in Oligopoly, Journal of Economics & Management Strategy, 2012, Vol. 21, Iss. 2, pp. 373-397.

  7. 7. Profit-enhancing Competitive Pressure in Vertically Related Industries, 2012, Journal of the Japanese and International Economies, Vol. 26, Iss. 1, pp. 142-152 (with Noriaki Matsushima).

  8. 8. Market Definition of Long Distance Transportation Market in Japan: An Event Study Approach, 2011, Asian Journal of Law and Economics, Vol. 2, Iss. 2, Article 3 (with Kunihiro Hanabusa).

  9. 9. Vertical Integration with Fixed Cost in Upstream Market: NSK/Amatsuji Merger, 2009, Economics Bulletin, Vol. 29 No. 3 pp. 2445-2455 (with KokiArai, Chizuru Ikeda, Nobufumi Nishimura).

  10. 10. Divisionalization and Horizontal Mergers in a Vertical Relationship, 2009, Manchester School, Vol. 77, No. 3, pp. 317-336.

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