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藤岡 秀英

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藤岡 秀英 FUJIOKA Yoshihide 教授

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毎週 木曜日 昼休みと、4:30pm〜5.00pm ※祝日はお休み
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URL

http://www2.kobe-u.ac.jp/~fujioka/

研究テーマ

福祉の経済社会学、社会政策、社会保障政策、地方創生

21世を迎えて、近代・産業社会はその基本的な構造から多くの困難な「社会問題」に直面しています。
(1)社会保障システムの持続可能性
年金、医療、介護を柱とする社会保険制度をはじめ、生活保護制度、児童福祉、障害者福祉などを含む社会保障システム全体の問題ついて、理論的研究と現場での調査研究を土台に研究しています。
「全国健康保険協会(協会けんぽ)」との連携にもとづき、データヘルス事業の研究に取り組んでいます。
(2)「地域創生」
阪神淡路大震災から東日本大震災を経験するなかで、地域コミュニティの新たな創造が重要な課題です。
とくに兵庫県の中山間地域を舞台に、地場産業のイノベーション、6次産業化をテーマに、地域との連携をはかりながら、常に創意工夫に取り組む事業主、地域コミュニティとの実践と研究活動を進めています。
兵庫県下では、2008年「学生流むらづくりプロジェクト『木の家』」の顧問として多可町観音寺集落、2010年からゼミとして「ASABANプロジェクト」をスタートし、「亜麻の栽培」「稲作」の実習を続けています。
(3)東南アジアにおけるNGOによる「経済社会政策」
フィリピン、ベトナム、タイ、ミャンマー、カンボジア、そしてインドのNGOと連携しながら、近代化・産業化の進展とそれぞれの地域の社会問題について調査を重ねています。

 

講義・ゼミの内容

【学部講義】 
「社会政策」
本講義では、学問としての「社会政策理論」について歴史的な展開を整理し、経済社会のさまざまな問題、課題をどのように理解していくことができるか、その発想方法を身に付けていただきます。
最初に、(1)年金、医療、介護、雇用、労災の5つの社会保険制度、(2)児童福祉、障害者福祉、高齢者福祉、生活保護等の社会福祉制度を柱とする、社会保障システムの全体像を理解します。
さらに「新しい社会問題」について検討を進め、(3)人口減少社会における「地域創生」の課題と、その対策についてNPO、NGOの社会的役割を理論的に明らかにしたうえで、実践的な課題を議論します。
最後に、近代・産業社会のグローバル化によって、地球上でどのような問題が発生しているかについて、東南アジアでNGOが取り組んでいる「社会問題」を手掛かりに、現場での調査をふまえた事実を紹介します。

 

【大学院講義】
年金・医療・介護など社会保障制度についての理解を深めることを第1の目的とします。 その上で、「家族と社会保障」をサブテーマに議論を進めます。
社会政策,社会保障論に関連する最先端の研究テーマに取り組むための力を身につけてください。
授業の概要と計画 日本の社会保障制度の概要を講義しながら「家族と社会保障の課題」を考えます。

1.「社会政策と社会問題」(第1章)
身近な問題から社会問題への視野を広げ,学問としての社会政策論の課題を明らかにします。とくに「家族」のあり方に注意しながら、社会問題の変化を考えます。
2.「社会保障の必然性と日本の社会保障制度」(『平成26年版厚生労働白書』)
年金,医療,介護など社会保険制度,社会福祉制度の歴史的経緯を整理します。そのなかで、家族の役割と社会保障制度の関係を検討します。
3.「自由と民主主義の経済社会思想」(第3章)
自由についての社会倫理学から民主制における意思決定の問題を整理した後で、人間的自由の本質論を受講者と議論し、とくに「家族をめぐる価値の多様化の意味」を検討します。
4.「福祉国家体制と経済社会思想」(第4章と第5章)
20世紀後半に成立した「福祉国家体制」における多元社会の構造と力学について,経済社会思想とかかわらせて再検討します。
5.「社会保障制度はどこまで持続可能か」(第6章)
1990年代からの「社会保障の構造改革」の意義と課題を整理しながら,「家族の変化」と、今後の社会保障改革の展望を議論します。
6.「福祉社会への展望」(第8章)
蔵内社会学にもとづく自由なコミュニティづくりのための原理論とNPO,ボランティアグループへの期待と課題を明らかにします。

*各テーマについて2回程度の講義時間をとります。

 

【学部ゼミ】
さまざまな「社会問題」への関心を深め、社会福祉、社会保険の各制度、NPOやボランティアなど地域コミュニティの課題を研究する知識と技術を体得することが課題です。
2か年の演習を通じて「自由なテーマ」で研究指導を行います。
まず、3回生の4月に各自が自由な研究テーマを選び、それぞれのテーマに応じた文献調査、統計調査を指導します。12月に3回生論文を提出してもらいます。 
4回生には、3回生論文を土台に精緻な先行研究調査と現地調査を通じて、卒業研究指導を行います。
成績評価と基準  毎年、2月に卒業生を招いて「研究発表会」を行います。そこで参加者からの採点を卒業研究の評価に加えます。
研究活動には、さまざまな体験事実が重要です。まずは、読書を積み重ねながら、積極的にフィールドワークに挑戦する心構えを大切にしてください。

学生へのメッセージ  <これまでの主な学外活動>
(1)兵庫県日高町羽尻(分尾山)にて森林資源活用実習(4泊5日のキャンプ)
(2)兵庫県の中山間地域を舞台に具体的な生産活動(農業、林業など)を体験
(3)アジア各国とのNGOと連携して、フィリピン、インドネシア、タイ、カンボジア、ベトナムなどでの調査旅行

今年度の工夫  
ゼミでの発表には、毎回、プロジェクターを用いたプレゼンテーションを行ってもらいます。限られた時間を有効に使ったプレゼンができることが狙いです。
教科書 社会政策のための経済社会学 / 藤岡 秀英 : ,2012年 ,ISBN:4901793608
参考書・参考資料等 福祉国家体制の危機と経済倫理学の再興 / 永合 位行 : 勁草書房 ,2015年, ISBN:9784326546459
授業における使用言語  日本語、英語、ドイツ語

キーワード  社会政策、社会保障、社会福祉、福祉国家体制
経済社会学、福祉社会、コミュニティ政策、NPO、NGO

 

【大学院ゼミ】
社会政策にかんするテーマに取り組む受講者の研究指導を行います。
年間2本の学術論文の執筆を目標とします。
毎週木曜日と土曜日に演習指導を行います。
演習での報告希望者は、事前に報告レジュメ、原稿を提出していただきます。それぞれの報告時間、議論の時間は30分が原則です。演習履修者は、1か月に1回以上、研究報告を積み重ねて、修士論文、博士論文を完成させます。
<成績評価と基準> 毎週1回以上演習に参加すること。
毎月の研究報告と学術論文の執筆成果をもとに成績を評価します。
履修上の注意として、1か月に1回以上の研究報告に努めてください。
<学生へのメッセージ> 私たちは、いま、近代産業文明の大きな転換点に立っています。社会政策という学問は、社会保障制度、地域創生、海外の経済社会問題など、非常に幅広いテーマを対象とします。自由な発想で、さまざまな「社会問題」に取り組んでください。
教科書 社会政策のための経済社会学 / 藤岡 秀英 : 高菅出版 ,2012年 ,ISBN:4901793608
参考書・参考資料等 福祉国家体制の危機と経済倫理学の再興 / 永合 位行 : 勁草書房 ,2015年, ISBN:9784326546459
21世紀の資本 / トマ・ピケティ : みすず書房 ,2014年 ,ISBN:4622078767
授業における使用言語 日本語と英語

キーワード 社会政策 社会保障 介護保険 コミュニティ NPO NGO 経済社会学 福祉社会 地方創生


主要業績

上記URLをご参照ください。

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