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西山 慎一

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西山 慎一 NISHIYAMA Shin-Ichi  教授

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毎週火曜日 12:10~13:10

URL

http://nishiyama2001jp.com

researchmap

https://researchmap.jp/read0150020/?lang=ja

研究テーマ

私の主な研究分野は金融経済学、金融政策、およびマクロ経済学(特に動学的一般均衡モデル、DSGEモデル)である。現在、私が取り組んでいる研究テーマは以下の通りである。
1)レジームスイッチ型DSGEモデルによる日本の物価トレンドの実証分析
2)企業ならびに銀行部門のバランスシートを組み込んだDSGEモデルの開発
3)ゼロ金利制約が存在する経済環境における最適な金融政策
4)企業アンケート調査に基づく銀行の貸出利鞘および利益率に関する実証分析

学歴及び職歴

学歴
1993年 淳心学院高等学校(兵庫県姫路市) 卒業
1997年 国際基督教大学(ICU)教養学部 卒業
2002年 米国オハイオ州立大学経済学研究科博士課程 修了
最終学位:Ph.D. in Economics

職歴
2002~2005年 日本銀行金融研究所 エコノミスト
2005~2010年 カナダ銀行(中央銀行) シニア・アナリスト
2010~2011年 内閣府経済社会総合研究所 主任研究官
2011~2017年 東北大学経済学研究科 准教授
2017~現在   神戸大学経済学研究科 教授

講義・ゼミの内容

【担当経験のある科目】
金融論(学部講義)
金融論とは、資金余剰主体から資金不足主体への資金の融資・投資・仲介行動、ならびにそれらに係る融資契約・証券・債券の取引価格や利子率を主な研究対象として科学的に分析する学問である。関連して中央銀行による金融政策および金融監督当局によるプルーデンス政策も研究対象に含める。本講義では金融論の基礎となるトピックを満遍なく取り扱い、金融論の体系を鳥瞰的に把握するとともに、学部3・4年次の「ファイナンス」、「企業金融論」、「国際金融論」、「金融経済論」などのより専門的な金融論科目へのイントロダクションを行う。

Monetary Economics (大学院講義)
この講義では、数理モデルに基づいたより高度な金融論のトピックスを扱う。Carl Walshの"Monetary Theory and Policy, 4rd ed." (MIT Press, 2017)のテキストに沿って貨幣需要の理論モデル、物価の名目的硬直性、ニューケインジアン動学的一般均衡モデル、最適金融政策、などのトピックをカバーする。なお講義は全て英語で行い、必要に応じて数値計算ソフトMATLABを用いたシミュレーション分析を行う。

シラバスはこちら

【学部ゼミ】
当ゼミにおいては、金融機関行動、金融政策、マクロ経済モデル等のテーマを取り上げ、理論・実証・制度的側面からバランスよく学んでいく。3年次の演習においては、双方向かつ学生の主体的学習(アクティブラーニング)を重視する観点からプレゼンテーション、レジュメの作成、ディベートを重視して指導を行う。またゼミ有志を募って、日銀グランプリ、WEST研究報告会、三商大ゼミなどの研究会にて研究報告を行い、各研究会にて入賞することを目標とする。なお過去のゼミ有志の研究テーマは、日本におけるキャッシュレス決済や家計の有価証券投資に関する実証研究であった。4年次の演習においては、1年間を通して卒業研究を行い、定期的に進捗報告を行いながら卒業論文を書き上げる。


WEST研究報告会での発表模様


ゼミ懇親会の集合写真

【大学院ゼミ】
博士前期課程(修士課程)においては、研究者育成のみならず政府機関・民間企業等への就職を視野に入れた高度職業人材(エコノミスト)の育成も考慮に入れながら指導を行う。指導する専門分野は以下の通りである。
1. 金融経済学(Monetary Economics)の分野で動学的一般均衡(DSGE)モデルを用いた理論および実証分析
2. 金融政策に関する理論および実証分析
3. 金融機関の財務諸表等のミクロデータを用いた銀行行動に関する実証分析

前期課程(修士課程)においては、以下の点について重点的に指導する。
1. 専攻分野における先行研究を調べ上げ、その内容を演習の場で定期的に報告するとともに、当該分野で修士論文を書くために必要な知識を習得する。
2. 金融経済学および金融政策の分野で修士論文を書こうとする学生に対しては、時系列分析に必要となるソフトウェア(Eviews等)、モデルのシミュレーションに必要なソフトウェア(MATLAB、DYNARE、RISE等)に習熟するための指導を行う。
3. 銀行行動に関する実証分析の分野で修士論文を書こうとする学生に対しては、ミクロデータあるいはパネルデータの実証分析に必要となるソフトウェア(STATA等)に習熟するための指導を行う。

博士後期課程においては、研究者育成に重心を置きながら研究指導を行う。また中央銀行や国際機関のエコノミストになるためには博士号が必須であることを踏まえ、エコノミストを希望する学生に対してはキャリアに対応した研究指導を行う。


大学院生向け夏季集中講義での一コマ


夏季集中講義後の懇親会の様子

メッセージ

日銀やカナダ銀行といった中央銀行での勤務経験を活かし、講義やゼミでは、学術的観点からだけではなく実践的な観点も交えて授業・演習を行っていく方針である。将来、金融業界や中央銀行で活躍したいと考えている学生にはぜひ当ゼミを志望して欲しい。また日銀グランプリ、WEST研究報告会、三商大ゼミなどの研究会に積極的に参加し、他大学の優秀な学生と切磋琢磨することを通じて知的に成長したいと考えている学生を大歓迎する。


Janet Yellen元FRB議長と岩田一政元日銀副総裁との写真


David Dodge元カナダ中銀総裁との写真

主要業績
    • 1. "Effects of Post-Disaster Aid Measures to Firms: Evidence from Tohoku University Earthquake Recovery Firm Survey 2012–2015" (with Y. Isoda and S. Masuda), Journal of Disaster Research, vol.14, p.1030-1046, 2019.
    • 2. "Consumption, Housing Collateral, and the Canadian Business Cycle" (with I. Christensen, P. Corrigan, and C. Mendicino), Canadian Journal of Economics, vol.49, p.207-236, 2016.
    • 3. "The Determinants of Bank Profitability: Dynamic Panel Evidence from South Asian Countries" (with M.S. Islam), Journal of Applied Finance and Banking, vol.6, p.77-97, 2016.
    • 4. "The Determinants of Bank Net Interest Margins: A Panel Evidence from South Asian Countries" (with M.S. Islam), Research in International Business and Finance, vol.37, p.501-514, 2016.
    • 5. "Estimating a DSGE Model for Japan in a Data-Rich Environment" (with H. Iiboshi, T. Matsumae, and R. Namba), Journal of the Japanese and International Economies, vol.36, p.25-55, 2015.
    • 6. "The Cross-Euler Equation Approach to Intertemporal Substitution in Import Demand", Journal of Applied Econometrics, vol.20, p.841-872, 2005.
    • 7. "Optimal Monetary Policy When Interest Rates are Bounded at Zero" (with R. Kato), Journal of Economic Dynamics and Control, vol.29, p.97-133, 2005.
    神戸大学研究者紹介システム

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