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吉井 昌彦

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吉井 昌彦 YOSHII Masahiko 教授

吉井 昌彦

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URL

http://www2.kobe-u.ac.jp/~yoshii/

研究テーマ

私の研究テーマは、ロシア・東欧経済論、比較経済論ですが、最近はヨーロッパ経済にも関心を持っています。研究経歴順に説明すると:
1)社会主義経済とはどのような経済システムであったのか、どのような問題を抱え、なぜ崩壊しなければならなかったのかについての総括を行ってきました。
2)旧ソ連邦(とくにロシア連邦)及び中東欧諸国(とくにルーマニア)における市場経済への移行過程の研究、すなわち、マクロ経済安定化、民営化等の経済体制改革などの分野において、社会主義経済システムから市場経済システムへの移行過程でどのような経済改革が実行されているのか、あるいは実行されるべきであるのかを含研究してきました。
3)とりわけ中東欧諸国が基礎的な市場経済システム作りを終え、EU加盟を果たし、他方で、ロシアにおいて再び経済運営における国家権力の強化が言われる現在では、これら諸国において今後どのような市場経済システム作りが行われるのか、日米欧といった先進資本主義国の経済システムを参照しながら、比較経済システム論の立場から研究を進めています。
4)中東欧諸国がEU加盟を果たした結果、EUにおける経済統合とは何か、中東欧諸国を含むEUと日本との経済関係がどのように進むべきかといった点での研究を進めています。

 

講義・ゼミの内容

【学部講義】
「ヨーロッパ経済論」
1950年代に始まったEU(欧州連合)統合は、関税同盟、共通市場に続き、2002年に通貨統合を完成させた。また、2004年には中東欧を中心とする10カ国が、その後3か国が加盟を果たし、EUは28カ国からなる体制を完成させました。こうした「深化」と「拡大」を続けた結果、EUは国際経済・政治面で一段とその重要性を高めてきました。この講義では、このようなEUの動きを経済面から分析することにより、その内容を理解することを目的としています。

 

【大学院講義】
「ロシア・東欧経済論」
1989年11月のベルリンの壁崩壊、1991年末のソ連邦解体により開始されたロシアおよび中東欧ショックにおける市場経済移行とは何であったのか、そしてそれは順調に進んでいるのかという点を、英語文献を利用しながら、マクロ経済状況、私有化、中所得国の罠などの各論を踏まえて、とくに移行経済論および中所得の罠の観点から理解することを、この講義の目的としています。

 

【学部ゼミ】
私の研究対象は、ロシア(旧ソ連)、中・東欧諸国あるいはEUですが、これらの国々のことを知るためには、まず日本経済の仕組みを知ることも重要です。私のゼミでは、基礎的なミクロ・マクロ経済学の知識を基礎として、日本や世界の国々で起きている様々な出来事を理解することを目的としています。

 

【大学院ゼミ】
修士課程では、ロシア(旧ソ連)、中・東欧諸国、EU諸国、あるいは日本など世界で起きている様々な問題を、中級レベルのミクロ・マクロ経済学の知識を基礎として理解し、修士論文を作成することを目的としています。
博士課程では、修士課程で得た研究対象に対して、さらに高度のミクロ・マクロ経済学、統計学などの経済学のコア領域だけでなく、様々な応用領域での知識を活用しながら、博士論文を執筆することを目的としています。

 

メッセージ

ロシア・東欧経済、ヨーロッパ経済という生きた経済を扱っていますので、様々生じている出来事がなぜ生じたのか、どのように展開するのかなどについて、経済学の知識を利用しながら皆さんと読み解いていきたいと思います。


主要業績
  • 1. 「ロシアにおけるマクロ経済状況―安定化基金を中心に―」『国民経済雑誌』、第197巻第6号、2008年6月、17-28。

  • 2. 「移行は終わったか―南東欧新規EU加盟国のケース―」『神戸大学経済学研究年報』第54号、2008年3月、31-47。

  • 3. 『ロシア・東欧経済論』(世界経済叢書第6巻)(大津定美と共編著)、ミネルヴァ書房、2004年11月。

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