教員紹介

比較経済政策

HOME > 教員紹介 > 講座別一覧 > 比較経済政策

世界には異なる言語、文化、社会構造をもつ数多くの民族が存在し、単独あるいは共同で国民国家を形成、発展させています。各国の経済がどのような仕組みで成り立っているかを知ること自体、とても興味深いことです。しかし、単にその国の経済を知るだけではなく、国・地域の経済の違いを比較検討することによって、私たちは経済社会の仕組みをより深く理解することができるのです。国・地域の経済を比較するもっとも重要な目的は、経済システムの多元性や多様性を明らかにすることです。たとえば、日本とアメリカはともに先進工業国であり、市場経済システムを採用しているという点では共通していますが、個人主義が発達し、貧富の格差が大きいアメリカ社会と、個人よりも集団が尊重され、平等に高い価値が置かれる日本社会とでは、同じ市場経済といっても実はかなり異なったシステムが形成されているのです。また、ロシアと中国は市場経済への移行を目指す移行経済国という意味ではまったく同じですが、改革手法やその成果はずいぶん違ったものになっています。これもまた、経済システムの多元性を説明しています。遠い将来、経済システムは一つに収斂するかもしれませんが、少なくとも当面は、多様な経済システムが並存する状態が続くことになるでしょう。比較経済政策・大講座は、日本、東南アジア、アメリカ、ヨーロッパ、ロシアといった主要な国・地域の経済を体系的に研究し、比較という視点から経済システムの多元性を検証することをめざす学問分野です。

PAGE TOP ↑